主婦/夫の存在はやっぱり大事だ
そういうわけで、夫婦揃って国連職員になった。
私は、1年2ヶ月の「ブランク」を経て、3月4日からジュネーブで仕事を始めた。 (私は決してブランクだとは思ってないけど!)
(私の新しい職場)
スージンはまだアゼルバイジャンで仕事を続けており、これまた、1年2ヶ月振りの夫婦別居生活。5月末で、スージンは今の仕事を中断し、「特別休暇」を取り、ジュネーブへ引っ越してくる予定だ。この特別休暇は、病気だけでなく、介護や育児、配偶者の転勤に寄り添う場合など、上司が「妥当」と判子を押しさえすれば、最長2年まで取ることができる。そして、配偶者が国連職員の場合、期間は無期限。
そういうわけで、お互い国連職員の地位を維持したまま、来月末から、ジュネーブで再び夫婦生活を再開できることになった。スージンは、とりあえず、ジュネーブで「主婦」となり、仕事をするか、勉強するか、少し休むか、考えるらしい。
単身で新しい国にやってくると「主婦/夫」の偉大さを痛感する。仕事は大抵9時—6時で終わるのだが、それから買い物、ジョギング、料理、皿洗い、妻との電話、お風呂とかしていると、あっという間に夜10時近くなる。アゼルの時みたいに家政婦さんなんか雇えないから、週に2回は洗濯、週に1回は掃除。週末は家具などの買い物。新しい住居探しも、平日昼間にしかできないことが多く、仕事を抜け出さなければならない。家が決まったら、平日昼間にしか開いていない不動産に行って手続き。新しい家が決まれば、インターネットなどの契約。家具の購入。無線LAN接続に問題があれば、また、仕事帰りに、契約会社に立ち寄る。それでも接続されなければ、また立ち寄る。
(新しいアパートからはレマン湖が見える)
アゼルに夫婦で移り住んだ時は、これらぜーーーんぶ、「主夫」の私がやっていたのかと思うと、とても誇らしい。というか、スージンが羨ましい。
4月19日には韓国語能力試験もあって、その勉強さえ、手につかない。ブログ執筆なんて夢のまた夢、、、だった。今は、試験も終わって、新しい家にインターネットが接続され、やっと、落ち着き始めた。
と、思っていたら、一週間前から、突然、咳が出始める。口の中が少し熱くなり、咳が出過ぎて、喉に痛みが。しかも、咳は、夜、寝る直前、ベッドの中で一番激しくなり、1−2時間、眠れないことも。花粉症やアレルギーなんて今までなかったのに、なぜだ?家にあった花を捨て、家全体を雑巾がけしても、いっこうに治らない。てっきり、新しいアパートに問題があると思っていたが、韓国語試験を受験するために訪れたフランスのストラスブルグのホテルに泊まった時も、就寝前に咳に襲われ、アパートとは関係のないことが判明。
医師の兄と電話で話したら、「単なる風邪だろ。咳って体を横にすると出やすくなるんだよ」と言われ、納得。
風邪?アゼルでの1年2ヶ月、一度たりとも、体を壊さなかった私が風邪?ケニアの難民キャンプで働いていた時、数ヶ月おきに体調を崩していた時に逆戻りか、、、。
実は、この文章を打っている今も、2分おきに咳をしている始末。
異国の地で勤務って、精神的にも肉体的にも結構くるんだろうな。それを横で支えてくれる「主婦/夫」がいるかいないかは、大きな違いだ。海外で家族で駐在されている皆さん、一緒に寄り添って来てくれている方に感謝の気持ちを忘れずに!
そして、アゼルでは、妻が働き、私が主夫をし、今度はジュネーブで立場が逆になり、私たち夫婦はどうなっていくのか、乞うご期待!
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