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国会議員の育児休暇取得

国会議員の育児休暇取得について、フェースブックで少し意見を書いたら、何人かと熱い議論になった。私は取得に賛成なのだが、反対されている方が多くいるようなので、ここで私の考えを反対意見と照らし合わせて整理したい。

反対意見1。「これは高待遇育児休暇。一般の人は給料を減らされて取っている」

答:確かに、一般の育児休業は給料3割減なので、この議員が100パーセント受け取れたら不公平感はある。でも、これまで女性国会議員が出産後休んだ時はこの議論は出なかった。問題は国会議員に育児休暇制度がなかったことで、これから作る制度で給与体系を公平にすればいい。制度がないから、他の国民に保障されている権利をこの議員に与えないことは、そっちの方が不公平だ。後、国会議員の給料が高すぎるという意見もあるが、これまでも高所得者で育児休暇を取ってきた人はいくらでもいるわけで、「国会議員」で「男性」だからその議論を持ち出すのはちょっといただけない。そして、「給料ゼロにして取得している人もいるんだぞ」という意見もあるが、それはその会社が問題であって、それを理由にこの議員の取得を拒否してしまっては、逆にその問題制度を正当化することになる。

反対意見2.労働時間が管理されているサラリーマンに対し、国会議員の仕事の仕方はフレキシブルだから、自分でやりくりして育児に時間を割り当てればいい。

答:「サラリーマン」って幅広いもので、国会議員の様なフレキシブルな勤務体系の人はいくらでもいる。私が新聞記者していたころだって、かなーりフレキシブルだった(部署による)。でも、そういう職種に対して育児休暇取得制限をかけようなんていう議論はなかった。女性の7-8割が育児休暇を取っているということは、おそらく、そういう勤務体系の人も中にはいただろう。一律に与えられる権利に対し、例外を作るというのは、常に大きなリスクを伴うものだ。

反対意見3.国会議員は国民が自分の意見を国政に届ける役割を背負っている。大事な一票を持った存在なのだ。それを、国会の会期中、プライベートを理由に放棄するのはいかがなものだろうか。

答:よく、「国会議員は庶民目線に立ってない」と批判する人がいるが、庶民の私たちが国会議員を聖域化している面もある。駅員さんも八百屋さんも国会議員も警察も、そして専業主婦も主夫も社会にとって大事な役割を背負っている。どの役割がより大事かなんて誰にも決めることはできない。しかも「子育て」は「プライベート」なのか?子育てを専門にしているベビーシッターさん、保育士、そして専業主婦・主夫の人たちに聞いてほしい。「あなたたちの仕事はプライベートなのか?」と。

反対意見4. 格段に恵まれた環境にある人が「世間離れ」した「育休」を取ってもそれは何の応援にもならず、それよりも「保育制度も利用し、公務を果たしながら育児をする」ことのほうが国会議員としての責任を果たすと同時に、一般夫婦の辛さが身にしみて理解できるのではないですか?

答:この議員は一般夫婦の辛さを理解したいから育児休暇を申請しているのではない。国会議員である前に、「父親」としての責任を果たしたいと思っている。反対意見者の議論で完全に抜け落ちているのは、生まれてくる子どもからの視点。この子どもにとって、生後数ヶ月という人生で一番一番大事な時期に、父親と1-2ヶ月間過ごすのということが、どういう意味を持つだろうか?その後の父子の関係にどれだけ影響を与えるのだろうか。私は自分の父親とほとんど会話をせずに成人になった。もし、心を通すことができる同姓の家族が幼少時からいたら、どれだけ心強かっただろう。忘れてほしくないのは、この生まれてくる子どもは、国会議員の家に生まれてくることを選んで生まれてくるわけではない。父親と母親と過ごす権利は、どの家庭の子どもにもあるはずだ。

後、「欧米にすべて見習う必要はない」と、欧米X日本で見る方。大事なのは「自分にとっての理想社会は何か?」で、欧米か伝統ではない。

「それより先にもっとやることがある」と優先順位をつけようとする方。別に、どれが一番いい方法でなくて、一緒に並行してやっていけばいい。

「同僚に育休取られて迷惑だった経験がある」と育児休暇制度自体を批判する方。そしたら、少子化がもっと加速して、日本に人がいなくなって、迷惑をかける相手もいなくなってしまう。

と、いろいろな意見があってとても面白かった。ぜひ、これからも意見交換していきましょう!
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ありがとうございました♪

急なお礼で困惑させているかもしれないんですが…(汗)seventh star 7さんのブログ見させてもらって、下にばかり落ちてく気持ちを止めることが出来たというのか
気がついたら少し上向きになった気がしました。
良い言葉が出て来ずもどかしいのですが感謝してます。
厄年ではないはずなのに悪い事ばかり降りかかりため息ばかりの日々を過ごしていて
少しでも気分転換になればとブログのお散歩してたんですがだいぶ心が軽くなりました。

素敵なブログを書かれているseventh star 7さんに今の悩みを聞いて頂けたらなとふと思い、勇気を出してコメントさせてもらいました。

突然でご迷惑ならすみません。
聞いてもらえるだけでいいので連絡してもらえませんか?

No title

コメントありがとうございます!プロフィールにあるメールアドレスにご連絡いただけたら幸いです!
プロフィール

seventh star 7

Author:seventh star 7
黒岩揺光  
1981年、新潟生まれ。7人兄弟の末っ子。15歳で米国留学して以来、住んだ国は計8カ国に。海外生活計17年。日本では毎日新聞記者、アフリカでは難民キャンプの工場長、アゼルバイジャンで主夫、ジュネーブで国連職員などを歴任。現在は中東ヨルダンで妊娠した妻に寄り添う専業主夫。
 著書に「僕は七輪でみんなをハッピーにしたい」(ユーキャン)「国境に宿る魂」(世織書房)。
メール連絡先 yokuroi×hotmail.com (「×」を「@」にしてください) ツイッター:@YokoKuroiwa

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