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ライフラインに入って何が変わったか

劇の次は、詩のリハーサルを見た。従業員たち全員が前に並び、詩を読む者が前に一歩出て、大きな声で朗読する。

「ライフラインは森林伐採を食い止める。
ライフラインのおかげで、雨が降り、人々の生活が良くなる。
ライフラインに入って、私は七厘を作る技術と知識を得ることができた」

テーマは、「ライフラインに入って、自分はどう変わったか」だ。だから、私は、ライフラインに入る前と後で、従業員たちの日常生活で、どんな変化があったのか、具体的な事例を話してほしかった。

詩を朗読したハビボに尋ねた。「ライフラインに入る前の自分と、今の自分、どんな違いがありますか?」

ハビボは、躊躇することなく「違う国籍の人と関わることに慣れました。ライフラインの工場には、これまで、日本人だけでなく、タンザニア人やアメリカ人、そして同僚にはブルンジやエチオピアの人たちがいます。ライフラインに入る前、私は、外国人は、人間の肉を食べる人たちだと思っていたので、とても恐ろしい存在でした。キャンプで見かけることがあったら、走って逃げていました。
また、ライフラインに入って、七厘について知識を学び、自分にもっと自信が付きました。それまでは、子供の世話と家畜の世話しかすることができなかったけど、今は、自分で、新しい仕事を始められる自信があります」と話した。

私は、「ありがとう。とても具体的でわかりやすいです。そういった皆さんの日常の変化について話してくれたら、とても良い詩になるのではないでしょうか?」

従業員たちは、「わかりました。1人1人の体験を書き綴り、まとめてみます」と答えた。

七厘を作る知識よりも、他国籍の人との交流が先に挙げられたのが興味深かった。「外国人は人の肉を食べる」という発言は、40歳の彼女が、これまでどれだけ閉ざされた社会に生きてきたかが垣間見える。私も15歳の時に渡米した時、白人のクラスメートの車で家に初めて送っていってもらった時、「森に連れてかれて、ボコボコにされたらどうしよう?」なんて、怯えていたのを思い出した。

これまで、私は、故郷、新潟で私がスキーをするビデオ映像などを従業員たちに見せ、他文化について紹介してきた。二つの板で雪山を滑り降りる人たちの映像に、従業員たちは見入り、「彼らは、この板で通勤しているのですか?」と尋ねきて、私は思わず吹き出してしまった。私が他の文化を紹介するだけでなく、私が、もっと、彼らの文化を学ぶことも必要だな。
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プロフィール

seventh star 7

Author:seventh star 7
黒岩揺光  
1981年、新潟生まれ。7人兄弟の末っ子。15歳で米国留学して以来、住んだ国は計8カ国に。海外生活計17年。日本では毎日新聞記者、アフリカでは難民キャンプの工場長、アゼルバイジャンで主夫、ジュネーブで国連職員などを歴任。現在は中東ヨルダンで妊娠した妻に寄り添う専業主夫。
 著書に「僕は七輪でみんなをハッピーにしたい」(ユーキャン)「国境に宿る魂」(世織書房)。
メール連絡先 yokuroi×hotmail.com (「×」を「@」にしてください) ツイッター:@YokoKuroiwa

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